幼馴染の親友とそのパートナーという近しい間柄が、ギスギスした空気に一変する微妙な関係性は巧く描かれているものの、ゲスな展開は想定を超えず、しかも下半身ネタに偏っていて単調。コメディというほど笑えなかった。
皆んなよく喋るのは圧巻。WindowsとMacとか、ウィットに富んでいるところもあるし、娘からの電話に対する父親の助言は素晴らしく感動する。
ゲームの言い出しっぺのエヴァの意図がわかりくいが、自分にはメールも電話も来ないだろうという打算?
これが日本だったら湿っぽく修羅場が続きそうなものだが、なんだか有耶無耶のうちに場はお開きになって、日常に戻っていこうとする感覚はイタリアっぽい。