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トルナトーレ 我が映画人生
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目次

『トルナトーレ 我が映画人生』に投稿された感想・評価

ちろる

ちろるの感想・評価

3.6
オールタイムマイベストの「ニューシネマパラダイス」を作ったジュゼッペ トルナトーレ監督のドキュメンタリー。
作品が大好きなものが多い監督のドキュメンタリーとだけあって何が出てくるか宝箱を開ける前みたいにワクワクしてみたけど、個人的にはwowwowで以前やっていたトルナトーレのニューシネマパラダイスを辿るドキュメンタリーの方が面白かったとように感じる。
多くの映画人に賞賛されるインタビューがいくつも連なってるだけではなんも具体性に欠ける・・・
やっぱこういうドキュメンタリーは
グザヴィエ ドランとか、ホドロフスキーのDUNEのやつみたいな監督が変態であればある方が面白くなるのかもしれない。
と、つらつらとちょっと文句を並べすぎてしまったが決してつまんないわけではない。(私が期待しすぎた)
ニューシネマパラダイスのトト少年のように過ごしたトルナトーレの幼少期を一緒に反芻して、そしたらまた観たくなったなぁー。
古き良きボロボロの映画館のノスタルジーも全て監督の世界そのままがあんな風に映像化されたのだと知ることができたので、トルナトーレの作品ファンの人は一度是非ご鑑賞を♪
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の半生と人となりを、作品と共に綴るドキュメンタリー。

「情熱と深い知識が、私たちにレベルの高い仕事をさせる」
どうということのない、こんな当たり前の言葉に深く頷かされましたw
監督が10才の頃に買ってもらったというカメラで撮ったスチル写真。
8ミリカメラ(多分)で撮った映像が「情熱」を雄弁に物語ってた。

いい仕事したいわー

エンニオ・モリコーネとかティム・ロスとかジェフリー・ラッシュとか出てましたー
tetsu

tetsuの感想・評価

4.5
『海の上のピアニスト』リバイバル上映に合わせて、監督の作品が気になり、手始めに鑑賞。


[あらすじ]

『ニュー・シネマ・パラダイス』で世界に名を知らしめた映画監督・ジュセッペ・トルナトーレ。
若冠33歳という若さで、アカデミー賞作品賞を受賞した監督の半生を、過去作品の抜粋と関係者のインタビューから紐解いていくドキュメンタリー映画。


[感想]

『ニュー・シネマ・パラダイス』を観た直後、「映画は人生だ」と思ったけれど、
本作を観た直後、「人生は映画だ」と思った。


[監督作品から語る人生]

僕のお気に入り映画のひとつに『ジャック・ドゥミの少年期』という作品がある。

この作品は、病気で余命幾ばくもない映画監督・ジャック・ドゥミさんを、妻で映画監督でもあるアニエス・ヴァルダさんがカメラに収めたもの。

劇映画と彼の過去作の引用、そして、現在の彼の姿を写し出すことで、その人生を切り取っていた。

今回のドキュメンタリー映画でも、そちらと共通する部分があり、「映画は偉大だけれど、映画監督の人生は、それ以上にドラマチックである」ということを再確認させられる一本だった。


[トルナトーレ監督の人生]

映画館バイトで同じ作品を何度も観て、映画を学び、16才で映写技師になったという監督。

その経歴には、なんとも『ニュー・シネマ・パラダイス』の映画大好き少年・トトの姿が重なる。

また、そもそも、写真を撮ることが好きで、一般の人をこっそり撮って、その物語を考えたり、『ニュー・シネマ・パラダイス』の着想を一枚の写真から得たりと、その行動は映画監督ならでは……。

『2001年 宇宙の旅』や『シャイニング』の名監督・スタンリー・キューブリックさんも、そのキャリアは雑誌カメラマンからだったため、写真などで構図にこだわる人ほど、名監督になる素養があるような気がした。


[監督と街と記憶]

『ニュー・シネマ・パラダイス』を初めて観た時、真っ先に浮かんだのは、自分と映画館の思い出だった。

そんな作品を撮った監督が、どのようなことを語っているのだろうと思って観ていると、本作では、監督が「映画は記憶と同じ」と語っている場面があり、とても共感した。

映画の中に生まれ育った街の姿を残し、『シチリア!シチリア!』では故郷の町並みを再現したという監督。

そんな彼の生きざまは、まさしく、「映画は人生だ」ということを体現しているようにも感じた。


[終わりに]

作品のみならず、監督の価値観や生きざまにも感銘を受けた本作。

音楽家のエンニオ・モリコーネさん、俳優のティム・ロスさん、モニカヴェルッチさん、例の騒動の首謀者wワインスタインさんなど、インタビュー映像に登場する人物も豪華で、監督の作品を一本でも観た人は必見の名作ドキュメンタリーだと思った。

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