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遠い夜明けのyaaaのレビュー・感想・評価

遠い夜明け(1987年製作の映画)
4.0
南アフリカのアパルトヘイト問題と闘うとなれば、暗い重い静かな映画かなと思ったが、そうでもなく軽やか。それに謎でもないが、この人が偉大な活動家ビコ編と彼の友人の新聞記者がユルユルに南アフリカから脱出しますよ編の二本立て。
前半しか登場しないデンゼル・ワシントンさんだが、人権活動家なんてもう十八番やろみたいな役柄で新鮮味無いかなとおもったら、いやいやもうご飯何杯でもいけるみたいな、王道ながらも飽きることない定番の格好良さと人間味にやられる。最後まで出てほしいと自然に渇望する。
ケヴィン・クラインさん演じる新聞記者が国外に脱出したからこそこの事実が光が当たるのだが、デンゼル・ワシントンさんもっと観ときたいなと正直思う。

狙ってるのか偶然なのか、吹き出しそうになるシーンが2つ程ある。
デンゼルさんが酒場で仲間と踊ってるたわいもないシーンだが、デンゼルさんの股関あたりに被さるように映る酒瓶。何がいきり立ってるようにも見えるが…
デンゼルさんが幼子のオムツの中に需要書類を隠して、嫌がらせの家宅捜査をやり過ごすシーン。憎き警察が帰って後、その幼子とハイタッチして「やったー!」と喜ぶシーン。
物語の内容的に喜んでるのか、撮影にOKが出て子役と喜んでるのか。
後者のように見えてドキュメントなカットもはさみこんでる様でハッとなる。
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