密偵(2017)
ぜんぜん内容と関係ないけど
新型コロナ騒動の前の方がたくさん映画を観れた気がする・・なんでだろ・・
まぁ話を映画に戻すとして
今作『密偵』は第89回 アカデミー賞外国語映画部門出品作品
朝鮮半島がまだ大日本帝国(日帝)の統治下に置かれていたとされる1920年代末
日帝の主要施設を破壊するために上海から京城(現ソウル)に爆弾を持ち込もうとする義烈団(日本からの独立を志す運動団体)
その義烈団を追う日本警察
義烈団と日本警察が互いに密偵(スパイ)からの情報を引き出し合って常に先手を取り合うストーリー
この作品のテーマとして「祖国の復権」があるけど実際には日帝(日本)への恨みや辛みも下地にしっかり練り込まれてる
薄暗ーい反日・嫌日のような感情や雰囲気はどことなーく感じる
ストーリー自体は日本警察とレジスタンスの構図という形でとてもシンプル
ストーリーに一気に引き込まれるのは義烈団の情景や感情に重厚感があって展開やリズムがテンポ良く描かれるからと言える
義烈団のリーダーであるキム・ウジン演じるコン・ユ※新感染では主人公であり主演を務めている
日本警察のイ・ジョンチュル演じるソン・ガンホ
2人の出会い-探り合いからの友情や信頼が生まれるのも作品のポイント
ストーリーが展開される中で登場人物の躍動感や臨場感の迫力を映し出していく
イ・ジョンチュル演じるソン・ガンホが二重スパイ活動する中で表情の変化や仕草を丁寧かつ大胆に演じることでどんどんのめり込んでしまう
ホントにソン・ガンホは群を抜いて秀でた役者だと思う
義烈団メンバーが爆弾を運び出す列車の中で密偵を見つけるシーンや完全に追い込まれたシーンは非常にシリアスで目が離せなくなった
改めて韓国スパイ映画のレベルの高さ体験させてくれた映画