素人参加型ドッキリ番組「スケア・キャンペーン」、数字が取れなくなってきたので、ここは一発気合い入れてヤバいもん作ろうとしたら、引っかかる側がキレ過ぎて、スタッフが引き始めるけど、どんどんヤバくなってくるので、数字が取れるかもしれなくなるのに、それどころじゃなくなる話。
うわー！これ、俺生涯でホラー映画かなり見た自負があるけど、もしかするとこれほど「キングオブ消化不良（KOSF）」な作品があっただろうか！と唸ってしまった映画ですね。80分という短さの中で途中「お？いいぞ？」てなるほど二転三転してくれるのだが、これ、「四転目」があったら最高級の気持ち良さがあったんじゃねえのか？なんか面白さより未練が強いな。自分が映画に求める気持ち良さがジョジョのスタンドバトルみたいな「そう来るか！」ていう勝ち方なので、それがもしあったらこの点数の倍はいってかも。
じゃあその「四転目」を何にするか？つったら、そうさねえ、「レディオアノット」とか「ドクタースリープ」みたいな感じとかかな、急でもいいから「オオカミ狩り」みたいでもいいかもね、て語りたくもなる。もしかしたらそういうアイデアもあったのかもしれないけど、もしそれを入れたら異種格闘技が過ぎてとっ散らかるから、涙を飲んで三転目でフィニッシュした、とかなら頷けるんだけどね。それにしてももっとやっちゃって良かったと思うんだよなあ、あと７分は遊びを入れても良かった。「ああいうヤツら」が許せないのは、万国共通なはずですよ。
