シリアスなゾンビものはあんま見ないけど、有名で評価も高いので見てみた。
前半は見るのかなりストレス感じた。こういうのは考えちゃいかんのやろうけど、どう見ても近づかん方がいいし、明らかにゾンビやのになんでわざわざ近づくねんと。あと戦犯が多すぎる。駅員ちゃんと見とけや。
と、言いつつも中盤から後半にかけてはかなり面白かった。列車ごとに作戦を変えて救出に向かうのが、毎回どんな作戦で行くのかワクワクした。
今作はパニックによって表出する人間の本性と、家族というすごく近いけど少し遠い関係性が上手く噛み合ってた。娘に構えてない父親、名前が決められない優柔不断？な父親、自分よりも妹のことを優先する過保護な姉。悲惨な状況だけど、そんな時だからこそ言えることもあるし、できることもある。父親と娘がラストのような関係になれたのも、この状況あっての事だからね。これぞ父親のあるべき姿だなと。自分の父親像とも重なるところが多かった。
マ・ドンソクの見ただけで頼りになる腕の太さよ。最後の最後までかっこよかった。
