カワテテ

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のカワテテのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

絶対的静寂が安息地になるっていう施設長の言葉を最後に理解したのかな。
聾者になって、怒りとか困惑があってそれを克服して、周りと適合するのは順当なんだけど、紙とペンだけの部屋の修行時間でルーベンは何かを学び取らずに、音のある世界を望んだよね。
この映画は聴覚ってポイントに着目してるけど、掘り下げると「刺激」がテーマになってる気がするな。
ルーが自分の感覚を刺激するためにリストカットしてたり、刺激的な陰毛の生え方だったり。
何もない部屋、携帯が没収される施設などに対するメタル音楽、ドラッグ、女みたいな対比とか。
あとルーの実家に行ってから、父親とルーのテンションも100%の歓迎ムードではなくて雲行きが怪しかったよな。純愛過激派だから寝取られ展開を勝手に予想して脳が破壊されかけたな。
カワテテ

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