akihiko810

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~のakihiko810のレビュー・感想・評価

3.8
突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに連れていかれる。難聴であることをハンディとして捉えていないコミュニティの人々と過ごしながらも、その現実を受け入れることの難しさに直面するルーベンは、自分の人生を前に進めるために、ある決断をする…

環境音などの音響的演出には目を見張る。難聴となったルーベンを追体験してるかのよう。
お話は、難聴となったことで、仕事だけでなく生きがいもなくし、それでもなにを受け入れ、なにを諦め生きていくのか…という、結構重くて地味な(決してドラマチックとは言えない)話に終始していく。
話の面白さとしては、正直そこまでではないが、音響的演出という映画体験ではまれな作品だと思った。
akihiko810

akihiko810