こぅ

カウガール・ブルースのこぅのレビュー・感想・評価

カウガール・ブルース(1993年製作の映画)
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久々の再鑑賞。

日本版ジャケ写のが個人的にグー。

https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQCvxhxZ2pB5AJ13OS2-SFOfq684AGtUgtHTQ&usqp=CAU

原作は、
アメリカン・カウンター・カルチャーの代表作として名高い、トム・ロビンスによる同名小説で、【グッド・ウィル・ハンティング】のガス・ヴァン・サント脚本・監督による、【ロード・ムービー】。



1950年代のアメリカ。
シシー(ユマ・サーマン)は持って生まれた巨大な親指を活かして、稀代のヒッチハイカーとして人生を謳歌していた。
だがそろそろ落ち着いた生活がしたいと思い始めた矢先、かつてモデルとして仕事をしていたヨニヤム社の社長カウンテス(ジョン・ハート)の依頼で、とある牧場へ行くことに。
そのラバー・ローズ農場では、野蛮なカウガール達が大自然の中で暮らしていた…。


アヴァンタイトルで、
巨大な親指を持っていたシシーの幼少期、天職のヒッチハイカーになった経緯が簡潔に語られる。

要所要所にナレーションが入るスタイル。

ヒッチハイカー歴11年、そろそろ、、

NYで、
モデル時代を世話してもらったカウンテスと会う。

30歳近くでバージン
のシシー への恋愛対象として紹介されたジュリアン(キアヌ・リーヴス)は、初対面で喘息の発作で寝込む。
その間に別のカップルとの3Pに巻き込まれそうになったシシーは、逃げ出した。
が、
またカウンテスの元に戻ると、今度は彼が経営する牧場を仕事場として紹介される。
貴重な シロヅル が住んでいて商品用の撮影をして欲しいと頼まれる。
だが、
そこで働く下品な カウガール には気をつけろと。
あと、牧場の上の山に住む聖人で、日系アメリカ人なのにチンク(中国人)にも。

向かう道中、
デカい親指で オナ しかけたら、、
迎え⁈の牧場経営者⁈のエイドリアン(アンジー・ディキンソン)の車に乗って牧場に到着。

牧場にある
ホテルには、美容関係の施設が整っている。
だが、最近は客が離れていっていた。

カウガールのリーダー、
ジェリービーン(レイン・フェニックス*)と会う。
ムチ使いのドロレスは、デビーと対立していた。

着いて早々に
カウガールと牧場サイドとの争いに思わず逃げ出すシシー。

そして、
荒野でチンク(ノリユキ・パット・モリタ)と出会って意気投合。

再びカウンテスの元へ。
シロヅルが消えた⁈カウガール達が誘拐⁈
カウンテスと争い、ぶん殴って重体*にしてしまった親指(凶器ならぬ凶指)を悔いて、医師を訪ねてついに、、

クライマックスは、
シロヅルを巡ってのカウガールvs FBIの戦争!

劇的な展開になるが、
クドい演出にはしていない。

牧場の存続は、、


ラストは、
過去の◯ヴ◯◯ーを全て燃やし、感傷的に綺麗に締める。


総評:
ユマ(23)は、
本作もキュート(ヒッチハイカー姿も最高)&脱がないけどエロい!
が、主役級の活躍はしてない⤵︎
シュールなキャラ達と奇想天外なストーリー。
ガス監督の作風は、終始ドライで好感。
女性讃歌だが、押し付けがましくない分、
ガツン!というインパクトにも欠けるが、ガス監督キャリア中でも 異色、風変わり が魅力で、個人的には有りな作品。
ただ、オシャレで’50年代に見えなかったのは難。


*注記
・故リヴァーの妹が出演し、フェニックスに捧げられている。

・ジョン・ハート演ずる、白塗りメイクのオカマがぶん殴られて、入れ歯が飛んでのぶっ倒れ方が笑える〜
こぅ

こぅ