理か

彼らが本気で編むときは、の理かのネタバレレビュー・内容・結末

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

人として


リンコほど人間性の高い人はあまり見かけない。
LGBTのことよりその希少な人間性に
皆気づかないと、と思う。
ストレスたまらないだろうかと、思っていたら、
解消法というか、
グッとこたえた気持ちのまま編み針を動かし
あるモノを作るのである。
彼女は言う。
私の煩悩108個作ったら燃やすのよ、と。
タイトルのように
マキオやトモまでもが三人仲良く並んで
編み針を動かす姿は微笑ましく家族そのもの。
そして出来上がった108個のモノを
積み上げて燃やした。
とここまではふむふむと来たが、
リンコの煩悩ならリンコ一人で作るべきでは?
また映し出されたモノを見ると
アンゴラモヘア系統の高級そうな糸で、
編まれているモノもあり、
燃やすのはもったいないと思ったし、
できるなら実用的に使えるものを編めば
いいのにと思ってしまった。
また燃やしても煩悩とやら、
日々生活しているといくらでも、
湧いて来るのでは⁉️また編むの⁉️

上記のこと以外なら、
心にジーンと来るし、
人として考えていくべきことの提示を
してくれた内容だと思う。
マキオ、リンコ、トモの三人家族、
もうバッチリ‼️
壊すのは誰だ❓
トモの実母ヒロミ。
何でいいところに出て来てしまうんだ。
bad timing⁉️
トモにすれば、リンコ大、大、大好き❣️
だけど、優しく抱いてもくれないけど、
ママはママ、なんだ。
(実母に虐待されていても子は母を信頼する。
たとえその実母に自分の命を奪われることがあろうとその意識が無くなるまで母を想う、らしい。
‥‥そんな母親に比べたらヒロミまだマシ⁉️)
編み物🧶の中で一番のヒット❗️を
プレゼント🎁されたトモ👧🏻
リンコの愛が詰まった素敵なモノ💕

多分、ヒロミママ、近いうちに男と
どっか行くから、
またマキオとリンコと暮らせるよ。
その時は、リンコ頑張って養子にするんだよ❤️

リンコの母がいい、なかなか思えないけれど、
わが子の幸せを願えば。
両親が皆こうだったら、本人の苦労減るな。
結局性差を考える部分と考えない部分を
昔からの固定観念からリニューアルする必要が
あるのでは。
もちろん、意識だけでなく法律などからも。

生田斗真さん、優しい女性を演じてくださった。
映像の半々、男にしか見えないやろ、という部分と
大柄な優しい女性にしか見えない部分とあった。
真ん中辺り以降、リンコにしか見えなかった。
マキオ役桐谷健太さんも優しく穏やかな
パートナーを演じてくださった。
最初に女性にしか見えずに愛してしまったら、
他のことはどうでも良い、と。
一番重きを置くところを大切にしてブレない
マキオに惚れますね。
トモ役柿原りんかさん、上手かった。
現在二十歳。活躍されているのだろうか。
カイの母ナオミ役、小池栄子さんとは❗️驚き‼️
理か

理か