フランスに行っても黒沢清はやっぱり黒沢清だった!というのは嬉しい
全編フランス撮影&フランス語で、もちろん登場人物も全員フランス人という完全アウェーの環境であっても、怪奇現象は起こってないのに画面が歪んでいるかのような不気味さは日本と変わらずの黒沢印
グロテスクな見た目ではないのに気持ち悪い動きをする幽霊演出も変わらず
ガラスやビニールなど、「半透明なもの」の向こう側にいるものに対する不安感もそうですね
しかし映画として面白かったかというと微妙、というかはっきりいってつまらない
2時間以上ある作品でしたが、この内容なら100分以内のものが見たかった