しず

ダンケルクのしずのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.0
オッペンハイマーを見に行く前にノーラン監督作品を見ておきたかったので見てみた。

陸・海・空のシーンがそれぞれの時系列で流れ、最終的にひとつのラストに収束するストーリー展開が斬新で、さすがとしか言いようがない。

終始画面から溢れてくる緊張感とそこにいるような臨場感があって、ずっとハラハラさせられる。心音とか時計の音などを上手く使って、シーンに緊張感と焦燥感を与えてくれるハンス・ジマーの音響は本当に良かった。DUNEでも感じたけど、ハンス・ジマーが作る音楽はセリフとか画に並ぶほどに情報量が詰まってるように感じる。

絶望的な状況でも必死に生きようと、泥臭く足掻いて闘おうとする人間の意志を、真っ直ぐ真摯に向き合った作品。
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