Nana

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命のNanaのレビュー・感想・評価

3.3
ケネディ大統領の暗殺後のジャッキーを描いた実話ベースのドラマ。
監督がチリ人のパブロララインで、めちゃくちゃ気が強そうなジャッキーを繊細なルックスのナタリーポートマンが演じているのが面白かった。

突然目の前で夫が銃撃され、穴が空いた頭蓋骨を押さえながら車に乗り、帰りの飛行機で既に次の大統領が決まり、ホワイトハウスを出されるなど、普通に家族を失うより何倍も激しいショックに心がざわついた。

ミカレビィの、なんとも神経を逆撫でされるような音楽も、ジャッキーの精神状態を表現していて、良かったです。

ケネディやマリリン・モンローの死はたまに作品になるけど、ジャッキーは初めてかも。
ホワイトハウスの内部をテレビ中継させるなど、今で言うインフルエンサーだったのね。
中継しながら、マネージャーみたいな人に「笑顔!」と注意されて慌てて微笑んだり、タバコを吸いながら「彼女はタバコを吸わなかった」と書かせたり、ジャッキーのいろいろな面が描かれていて、興味深く感じました。

同監督の他の作品も見たくなりました。
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