yuta

ガタカのyutaのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
4.0
『トゥルーマン・ショー』(1998年)のアンドリュー・ニコル監督の長編監督デビュー作品。主演は、イーサン・ホークさんと、ユマ・サーマンさん。2人は本作が縁で結婚(2004年に離婚)しています。


本作は、人工授精と遺伝子操作された適正者が、優位な存在として社会を支配する近未来が舞台。主人公のヴィンセント・アントン・フリーマン(イーサン・ホークさん)は、自然妊娠で生まれ生まれながら虚弱体質の不適正者として、社会の底辺での生活を余儀なくされた。
そんな不適正者の彼が、子供の頃から憧れていた宇宙飛行士となるべく、DNAブローカーに接触し、事故によって障害者となった適正者で元水泳選手ジェローム・モロー(ジュード・ロウさん)を紹介される。
日常的に偽装用の血液や指紋などの生体IDを譲り受け、IDを偽装し、ジェロームに成り済まし、宇宙局ガタカに就職に成功、更にタイタン探査船の宇宙飛行士に選ばれる。
ところが、探査船の出発が一週間と迫ったある日、ヴィンセントの上司が何者かによって殺されるという事件が発生してしまう…。


まず、アンドリュー・ニコル監督の独自の世界観が、近未来的でスタイリッシュな映像センスが素晴らしく、直ぐに引き込まれていきます。
そして、ヴィンセントの正体がバレるのではないかと、ハラハラドキドキする展開は、最後まで全編に渡って繰り広げられ、緊張感が半端なかったです。そして、ヴィンセントの正体に気付いているのかいないのか謎の同僚で適正者アイリーン・カッシーニ(ユマ・サーマンさん)の存在もとても良かったです。
yuta

yuta