何年か前に妹からの誕生日プレゼントでHeavier Than Heavenというカートコバーンの伝記を貰ったんだけど、ずっと読んでいなくて、ついこの間、思い立って読みました。
元から音楽を聴く時とかライブ映像を観る時に、そのバックボーンやら時代背景みたいなものは気にしないタイプなのですが、伝記を読んだことで、あの曲を出した時ニルヴァーナはこんな状態で、あのライブをやったときにはフランシスが産まれていて、みたいなことを知ると、じゃあもう一回いろいろ聴いてみようかな、観てみようかな?という気になりました。
で、Amazonやらyoutubeやらでいろいろ漁ってる内の一つが本作です。
内容としては、コートニーに雇われた探偵のトム・グラントが「カート・コバーンは自殺ではない。カートと離婚の危機にあったコートニーが遺産目当てで殺したんだ」ってのをフワーっと主張する感じでした。
基本、他殺って線で話が進行するので、ドキュメンタリーっぽいとこもあるけど、フェイクドキュメンタリーみたいなところもあり、うまいこと実際の録音データをつぎはぎしたり、証拠のない部分は再現ドラマで補完したりと、一生懸命他殺にしようとしてるなぁ、って印象を受けました。
ショットガンの薬莢が、、、とか遺書の筆跡が、、、とかいろいろと陰謀論っぽい説得力はありましたが、、といったところでしょうか。
カートが死んでからもうじき30年経つ今、他殺でしたってことになったらそれこそ大事件だけれど、もし何かしらの隠された真実があるのなら、明らかになってほしいと思います。
なんであれ、30年経った今でも、オレの1番好きはバンドはニルヴァーナです。
※劇中、ニルヴァーナの曲が一曲も使われていなかったのがなんだか面白かったです。