記憶移植をテーマとしたSFサスペンスアクション。
アン(リサ)が目覚めたのは薬物による死刑執行直前だった。
死刑執行寸前で危機を逃れたアン。
しかし、アンは自分の名前すら覚えていない。
そんな中、連邦秘密捜査官がアンのもとを訪れ、FBIの実験プログラムに力を貸して欲しいと言う…。
こちらはアメリカのTVMです。
数年前レンタルされましたが、誰も気づかず(笑)、誰も騒がず(苦笑)一瞬で消え去ったドマイナー映画ですが、なかにはDVD買った好事家もいます(;゜∀゜)←好事家
TVMなので確かに低予算、音楽も安っぽい、カメラワークも下手、とおおよそ傑作とはかけはなれた映画ですが、個人的にはけっこうおもしろかった隠れた佳作!!
簡単に言うと、死者の記憶をヒロインに移植して、監視役の捜査官(エリック)と犯人探しをするサスペンスもの。
死者と話せる刑事物海外ドラマ「BORDER」と似た点も。
おもしろいのは記憶移植設定。
犯罪被害者の記憶が移せれば普通、即犯人確定→解決ですが、こちらはなかなか記憶が繋がらず、思い出すために結局足を使って捜査します(^^)
一人の人格に二人の記憶というアイディアがよく、かなり引き込まれます(゜ロ゜;
物語は自殺に見せかけた美女殺人事件の捜査中心ですが、そこにアンの正体探しやら黒幕、政府の陰謀、アクションやら色々な要素を無理矢理90分に詰め込みました。
よって各伏線の深みが薄くなりもったいない点もあります(^^;
編集の無理矢理さから、たぶんTVドラマシリーズのパイロット版と推察できます。
※シリーズ化しなかったということは人気がなかったか…まったく同時期に大ヒットドラマ「フリンジ」があったのも影響?
コアな映画好きくらいしか目にもとめない超マイナーテレビ映画ですが、下手な大作よりおもしろかったりします(^^;
主演のリサ・ブレナーの美人度、脇役たちの美人度。エリックの影が薄いながら(笑)も好演とレンタル100円分は余裕で元が取れるエンタメ映画です(^^)