舞台がロンドンで猫も登場すると聞き、心躍らせながら映画館へ。大好きなロンドン、特に、よく足を運んだコベントガーデンが劇中に登場してとてもうれしく、なつかしい気持ちになりました。
薬物依存に苦しみ、ストリートミュージシャンをしながら路上生活をしていた貧しい青年の元へかわいい茶トラ猫が迷い込んできます。この猫が本当に愛くるしく、劇場ですごくにんまりしてしまいました。猫好きなひとにもたまらない作品だと思います。
この猫の登場もあり、親身に対応してくれるカウンセラーや、近所に住む女性の助けなどもあり、少しずつ青年の周りの環境が変化していきます。環境が変わるだけでこうもひとからの扱いが変わるのかというのを青年は身にしみて感じ、「変わりたい」と強く思うようになります。
変わることはすごく勇気のいることですが、その先にどんな景色が待っているのかを彼は見て見たかったのかもしれません。心優しい青年とかわいい相棒の活躍をぜひその目でお確かめください。
