「人間になるには…自分の意思さえあれば良いの?」
定番バービーは朝から挨拶をするのに忙しいです。いろいろなシリーズのバービーみんなに笑顔で挨拶しなくてはならないからです。
バービーは場所から場所に空を飛ぶように移動します。だって人形だから。
ボーイフレンドのケンもたくさんいます。髪の毛の黒いケン、金髪のケン…いろいろなケンがいます。
毎日楽しくパーティをする彼らに死ぬなんて言葉はありません。
カラフルでとっても可愛くておしゃれなバービー人形は世界中の子どもたちの友達ですが、バービー人形にひどい扱いをする子どもたちもいます。
それによって劣化したりして、ヘンテコなバービーに変わってしまうこともあります。
ある日、つま先立ちの足が扁平になってしまい、ヘンテコバービーと呼ばれるバービー人形を直すバービーに会いに行きました。
定番バービーは自分を扱った子どもに会いに人間界へ行くことになります。
バービー人形を映画にした映画です。バービーを題材にしたというより、バービーが人形のまま生きていたらという映画です。
一見、おバカさん映画に感じますが…いえいえ実はすごく中身の詰まった映画です。
女って何でしょうね。
性に縛られずに生きるとはどのようなことなんでしょうか。
さまざまな価値観から解放され女性として、どうあるべきか考えさせられる、女の子たちへの道徳となる映画でした。
「女はいつも素敵じゃなきゃいけないの…でも、いつもうまくいかないの」
…自分の意思さえあれば人間になれる。