劇場にて鑑賞。
バービーランドの定番バービー(マーゴット・ロビー)はある日自分の身体に異変が生じ、今まで通りの完璧な生活ができなくなってしまった。
問題を解決すべく人間の世界へ赴くのだった、というお話。
映像の隅々に渡ってピンクを基調とした衣装、背景のデザイン、ダンサブルな音楽で形成されていて一見するとライトなコメディ映画然としている。
しかし主人公の定番バービーと旅に付き添うビーチのケン(ライアン・ゴズリング)の、自分の生き方について模索する姿はコメディチックでありながら、哲学的な思想を幾分にも持ち、中にはこれは単純に笑っていいのか？という場面も多く登場する。
エンディング、バービーの最後の決断は想像の斜め上、ではなく想像の一歩先を進んで着地したと個人的には思った。お見事。
