れれれざうるす

ライチ☆光クラブのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

ライチ☆光クラブ(2016年製作の映画)
3.5
元々原作が好きで実写化と聞いたときは大批判してたんだけど完成度高すぎる出来に大満足。あの退廃美を完全再現した美術担当を褒め称えたい。
光クラブに相応しい美しい少女を捉える為に忠実なロボット・ライチを皆で作り“感情”をインプットしてしまった話。
大人になるのを否定した14歳達の残酷劇(と書いてグランギニョルと読んで下さい)と称したエログロナンセンス。この漫画が好きなやつのメンヘラサブカルクソ女感は底知れないが、原作を知らずに本作を見ると多分ヘンテコクソ映画。

光クラブの点呼(メンバー紹介シーン)が無駄にカッコいい。そこで無駄に再現度の高いキャラクター達を見せつけられ驚愕。雷蔵、デンタク、ニコ、以下省略でよく見つけてきたなってほど似てる。雷蔵かわいい〜。
だから肝心のゼラ、ジャイボ、タミヤ、カノンがパッとしない。特にジャイボに至っては存在感が皆無だし地味に巨体だから「キャハ☆」とか言われても気持ち悪い。カノンは中条あやみは適役だけど如何せん演技力がない。ロボットのライチより感情がない。
ライチとカノンの恋愛模様が一番肝心なのに…。しかもカノンは水泳が得意ってくだりを忘れているよ脚本たん!!

グロの部分は頑張ってたけど、エロの部分は限界があった。てかほぼない。古川雄輝が女の生乳揉んでたくらい。自慰に励むシーンはカノンの乳と股間を弄らないと駄目でしょ!どうでもいいけど古川雄輝って紙兎ロペのうさぎに似てるよね?
ゼラが「悪魔の数列666!!!」とか言い出したときには笑いよりも恥ずかしくなったけど漫画読み返したらそのまんまだった。やべぇよ。そこまで原作通りにするならラストも全く同じにした方が良かったのに…。

舞台挨拶行きまして、中条あやみのこの世のものとは思えぬ美しさに震えたけど「ムカデ人間3」の舞台挨拶の方が面白かったなぁ…。