ビル・マーレイの歌の崩し方があくまで芝居の延長上にあって、自由で素敵過ぎる。下手でも沁みる、つまり素敵。
歌とはこんなにも自由であって良いのだなあ、うんうん。
パフォーマンスは普通にクオリティが高いよね。
個人的には芝居仕立ての前半の方が楽しいけど。
ビル・マーレイの人となりがストーリーに投影されている感じなのだろうなあ（撮休シリーズを彷彿とさせる、視聴者が望むビル・マーレイ像の描出）。
スターの私生活や素顔を人々は知りたがっているからこそ、ビル・マーレイにこんなプライベートだったら良いなあという理想の妄想を作品として視覚化してみた、という試み。
あらゆるスターがカメオ出演している中で、ある有名俳優にはフィクションの役として出演させる、といった点に茶目っ気を感じる。
ビル・マーレイが女の子を前にすると、途端に楽しそうで笑える。
まさかの夢オチかい。
