このレビューはネタバレを含みます
直近で別れた自分からすると
相手に対して要望ばかり言っていた自分からすると
ゲルダの自立した精神を本当に見習いたい。
シンプルに、リリーと愛したアイナーは別人である。
見捨てることの方が容易だし、早い。
でも、影が残るアイナーのために支え続ける、寄り添い続ける。
本当に強い。
多分このタイミングじゃなきゃこの映画ここまで沁みなかったんだろうな。
映画も含め、世の中タイミングだよな。
とか、関係ないところで感傷に浸る。
産婦人科病院の階段を登ってくるリリーは女性そのもの。
娼婦宿とこの瞬間が、全体を通して演技の点で最も素晴らしいと思ったところかな。
これほどの愛に自分は値しない。
名言中の名言だと思った。