アスガー・ファルハディ監督作品特集
シャヘレジバ(美しい都市)。
少年院に入っていた主人公が口にする故郷の名前。
少年院の仲間の18歳の誕生日を祝うがその仲間が泣き出してしまう。18歳になると死刑が執行されてしまうから。
主人公は愕然とし、仲間の姉と共に死刑の撤回を求める行動をする。
ファルハディ監督でよくキャスティングされる、タラネ・アリシュスティ出演。
死刑は遺族が撤回すると無くなるとか、いいのか悪いのか…。
死刑を早めてもらうには加害者への賠償金が必要で、今回の場合は女性は男性の半分の金額だから殺されても、殺す事になるから差額を払わなきゃいけない…というのが、一番ええっ？？？！！！となった。
女性の命は男性の半分…。日本でも逸失利益の考え方では女性の方が低い場合が多いけど…。
死刑はやはり殺人で、社会正義のためというよりも報復殺人の意味合いが強いんだ…と。
被害者一家、姉とその元夫、イスラム教についてと、丁寧に描写されていて結構面白かった。
