プロレスファンの中では世志琥とシュートマッチ(プロレスを超えた喧嘩試合)をやったことで有名な安川惡斗
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本人としてはこんなことで有名になったのは不本意だろうけど
インタビュアーに答える世志琥が「嫌いです!」というのは後にシュートマッチをやることを知ってて見ると意味深なシーン
もちろん「カメラマンはこういう発言がほしいんでしょ?」と計算したリップサービスの面もある
デビュー戦前に一生懸命ヒールアピールする映像が流れる
ハッキリ言ってスベってるんだけどそれも込みで初々しい
高橋奈苗戦のマイクアピールでは客席から笑いが起きる始末
(悪役なので客を怒らせなくてはいけない)
それも含めて安川惡斗の人柄と解釈できる
薬品を飲んで自殺未遂した話ではオシッコが薬品臭かったとか経験者じゃないとわからないような内容が出てくる
映画として見るとインタビュアー部分が長すぎてバランスが悪かった
そして「落としどころ」も難しかったんだと思う
この映画は安川惡斗の2014年までを取材してるけど、2014年は病気のためほとんど試合してない
映画のクライマックスとして扱う試合がない
そういうことで映画の終わり方もイマイチだった
【追記】
映画のクライマックスとなる試合がないって書いてて気づいたことがある
時期的に世志琥との試合を映画のクライマックスにしようと考えていて、安川惡斗を勝たせてチャンピオンにしようとしたことに世志琥が怒った
それならあの試合で世志琥が不機嫌だったことも理解できる