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エール!のkazataのレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
4.0
本年度アカデミー賞にもノミネートされた『コーダ』を見る前にフランスのオリジナル版をウォッチ!

はい、クライマックスで感動して泣きました!
ちゃんと的確な前フリの学内コンサートシーン(ここはここで秀逸!)があってこその素晴らしいオチで……(比べるのも悲しいけど)ドイヒー映画『BECK』のライブシーンのダサさを思い出して(邦画クオリティの低さに)赤面しちゃいました。

開けっ広げな下ネタ具合と選曲センスもナイス!
(フランス映画っぽいコメディ感)
(オープニングのThe Ting Tingsの神曲"That’s Not My Name"からしてハート鷲掴み状態)
(友達に誘われて初めてサマソニに行った時にフェスの楽しさを体験させてくれたのがThe Ting Tingsでした!灼熱の中のマリンステージでのライブが超絶楽しかったってば!!)

一見すると"聾唖者ファミリー間の特殊な物語"と思わせて、実は"親離れ&子離れを描いた普遍的なcoming of age物語"になっているのが巧い。

オチ曲は『コーダ』よりも本作の方が(歌詞の意味も含めて)好きだな。
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