『グレイテスト・ショーマン』
実在したショービジネスのパイオニアのサクセスストーリーをミュージカルで描いた作品。話題沸騰中で、周囲の評判も良かったので観てきました。が、まぁ俺の好みでは全くなかったです。ショーの迫力もあるし、歌も凄い。のはわかる。ヒュー・ジャックマンはレ・ミゼラブルに引き続きやはり良い。ストーリーは最初の成功の時点であとの大まかな展開はだいたい分かってしまうので、そういうときは人物の心理描写とかに重きを置いて観るのだけれど･･････軽い！ なんというか見せかけでもいいから、もうちょっと葛藤したりしてくれ。全員が物わかりが良すぎて楽観主義すぎるというか、時代背景も含めて実際にはもっとこうドロドロしてたと思うんだよね。と言いつつ、まぁそういうのを求めている人が観る映画ではないので、そこは俺の趣味の話です。ミュージカルなので、もっと歌の原動力みたいのをずっしりと見せて欲しかったなとは趣味を除いても思います。別にミュージカルじゃなくても良かったのではないか。と言ってしまったら魅力がなくなってしまうね。そこら辺深みを出すにはそもそも上映時間が短すぎるように思います。完成度が非常に高いのは間違い無いので、音楽的な好みがあえばかなり楽しめるはず。気持ちも疲れず観られるしね。ディズニー映画とか好きな人なら特にハマるんじゃないかな。歌姫ジェニー・リンドの歌が一番好みでした。やっぱ、陰があるものに惹かれるんだな俺は。
