ぐりんでる

レジェンド 狂気の美学のぐりんでるのレビュー・感想・評価

レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)
4.0
トム・ハーディ×2

👬〜
ロンドンのある地域を牛耳る双子のギャング、クレイ兄弟。
インテリと武闘派。それぞれ相容れぬ思想を持ちながらも兄弟の絆がある。

その血の繋がりは愛なのかそれとも枷か…
〜👬

クールで粋な色男の兄レジー
精神不安定なイカれゲイの弟ロン

フランシスという女性と愛を交わすレジー、
レジーに堅気に戻って欲しいフランシス。
兄にギャングでいて欲しいロン

三者の想いが交錯していく。
レジーは、マフィア街道進んでからの「ゴッドファーザー」のマイケル的なポジションを匂わせるし、まぁギャング物としてはわりと王道的なストーリー。
裏社会のあれこれは描かれてるけど派手さはない。

シリアスなようでわりとコミカル。と思わせてやっぱりシリアス。

この映画は、双子を演じるトムーディが素晴らしくそれが見所だった👊
両極端な性格の二人、片方はメガネって個性を抜きにしても見事に演じ分けてる
同じハーディでも、レジーは男前ーディだが、ロンの方は常に締りのない表情の危なーディ。

二人の兄弟喧嘩は笑えた😂スーパービンタ対戦のあと、大の大人のギャングが金玉を握り離さない!!
「玉はやめろ!玉はやめろ!」🤣
どんな男前も玉潰されかけた後は、生まれたての小鹿のようで情けないな…w

そんなイカれ冷酷非道なホモのロンの側近的なポジションにいるこれまたイカれてる感じのホモを、タロンエガートンが怪演してたのも笑える

ヒロインのフランシスが語り手となりややその目線で進行するのもあって
物語は起伏に欠けてたけど役者の力、とくにトムーディ×トムーディでそれなりに楽しめた!

そんなトムトムムービーだった!!


愛か枷か、

最後のレジーのセリフに全てが詰まっていた



🔫邦題の副題にある「狂気の美学」ってんで、何か突き抜けたもんでもあるのかと思ったが、そんなに尖ったものはなかった。あくまでギャングとしては。

ダマしやがってwww