Melko

花折りのMelkoのレビュー・感想・評価

花折り(1968年製作の映画)
3.7
お初の川本喜八郎

自分が見たのは特に語りなどは入ってなかったが、小坊主の声を当てているのが黒柳徹子なのか。と思ってもう一回見てみたら、なるほど確かに…!

人形劇ってこんな感じだよなぁと懐かしく
和風なので和尚の顔がお面で怖いし、小坊主の顔も決して可愛くはないのだが、なんかホッコリする昭和な面持ち

壬生狂言の「花折り」に材を取った小坊主と住職、大名と太郎冠者が繰り広げる、桜をめぐる珍騒動(オフィシャルサイトより)
しっかり起承転結もあり、人形達の動きは予想よりも細かくコミカルだし、小坊主の感情
表現が分かりやすい。セリフが一切なくても物語は問題なく理解できた。

これが処女作だそうで、チラッと見た感じ、この方の作品はある程度歴史の知識を入れておくともっと奥深く味わえそうだ
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