実際にあったチリのカルト教団施設であるコロニア・ディグニダをベースとした映画ともあってリアルな人間の怖さがありました。
パッケージのようなスリラー映画っぽさとエマ・ワトソンというスターが主演なのもあってがっつりエンタメスリラーなのかと思いましたが、独裁国家とカルト教団が絡んだ恐ろしいチリの闇を言及する社会派映画でもあったと思います。
この映画を観てコロニア・ディグニダという闇を知るきっかけができたのはとても良かったです。
もちろんスリラー映画としても申し分なく面白くて、カルト教団の中で生活する息苦しさとそこから脱出する緊迫感が凄かったです。
スリラー映画としてもチリの歴史を知れる映画としても楽しめるいい映画だと思いました。