WOWOW on demand鑑賞
ヒリヒリする緊迫感と狂気のレッスン。
デイミアン・チャゼルの長編初監督作品を鑑賞。
観ている側も生徒のように凍りつく⁈
プロのドラマーを目指す若き主人公は、まるで悪魔のような鬼教師と出会う。
第87回アカデミー賞で助演男優賞など3部門を受賞。監督は「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル。
受賞歴
・第87回(2014)アカデミー賞3部門受賞
(助演男優賞「J・K・シモンズ」・録音・編集賞)
・第68回英国アカデミー賞
5部門ノミネート
(監督・オリジナル脚本賞)
3部門受賞(助演男優J・K・シモンズ・編集トム・クロス・音響効果賞トマス・カーリー、ベン・ウィルキンス、クレイグ・マン)
他多数の映画賞受賞。
原題 『Whiplash』
2014年米作品107分
監督・脚本 デイミアン・チャゼル
製作総指揮 ジェイソン・ライトマンほか
製作 デヴィッド・ランカスター ジェイソン・ブラム ヘレン・エスタブルック
ミシェル・リトバク
撮影 シャロン・メール
音楽 ジャスティン・ハーウィッツ
編集 トム・クロス
出演 マイルズ・テラー J・K・シモンズ ポール・ライザー メリッサ・ブノワ
オースティン・ストウェル
(WOWOW番組内容より)
ニューヨーク。
一流音楽学校に通い、伝説の名手バディ・リッチのようなプロドラマーになろうと目指す19歳の青年アンドリュー(テラー)。
彼は同校で最高の指揮者とされるフレッチャー(シモンズ)が担任のクラスで学ぶことに。だがフレッチャーは学生に対してあまりに厳しく、アンドリューは初日からフレッチャーにこき下ろされ、大きく打ちのめされる。その後もアンドリューはフレッチャーのスパルタ式指導のもと、心身ともにすり減らしていくが……。
(WOWOW解説より)
下敷きになったのはチャゼル監督自身の体験。監督は高校時代に所属したジャズバンドで本作のような鬼教師と出会い、心底怖かったという。そんな体験に基づく短編映画を手始めに、チャゼル監督はこの長編版で、鬼教師フレッチャー役に実力派のJ・K・シモンズ、主人公アンドリュー役に若手男優マイルズ・テラーを迎え、かつて類を見ないほど熱く、高いテンションのドラマに仕立てた。アンドリューのドラム演奏場面は文句なしの迫力だ。第87回アカデミー賞では、鬼教師役シモンズに対する助演男優賞など計3部門に輝いた。
原題は「ムチ打ち症」の意味で、ジャズの有名曲の題名であり、作中で何度か演奏される練習曲の一つ。また、首に大きな負荷がかかるドラマーの職業病でもある。
(Wikipediaより)
名門音楽大学に入学したドラマーと、天才を生み出すことにとりつかれ異常なまでの完璧さを求める鬼教師との狂気のレッスンの行方を描くヒューマンドラマ。
観ている者も、フレッチャー(シモンズ)に怒られていると錯覚する緊迫感‼️
アンドリューが付き合って間もない彼女ニコル(メリッサ・ブノワ)に別れを切り出すのは、彼の勝手なエゴに感じるが、それだけフレッチャーに追い詰められていたということか?
後でそれに気付いても、もう遅い⁈
音大を退学になったアンドリューがジャズ・クラブでフレッチャーと再会し、お互い邂逅し、フレッチャーのバンドのドラマーに誘われるが…
終盤のセッション・シーン。
お互いの復讐とリベンジの応酬は、胸糞級⁇
と思わせてのアンドリューの逆転劇が面白い♪♪♪
少しもやる部分は…
預かった楽譜が少しの間に無くなったのはフレッチャーが取った⁇
それともライバルの誰か⁇
全編、ヒリヒリ感が途切れなかったのは、J・K・シモンズの熱演だろう‼️
主演のアンドリュー・ニーマン役マイルズ・テラーは、どこかで観た記憶が…
と思ったら『トップガン・マーヴェリック』のルースター⁈
髭がなく若いテラーも、どこか気弱そうで芯の強いアンドリューを好演♪♪
ジャズに詳しくなくても楽しめる作品でした♪♪♪
【忘備録】
(キャスト)
・アンドリュー・ニーマン Andrew
- マイルズ・テラー
・テレンス・フレッチャー Fletcher
- J・K・シモンズ
・ジム・ニーマン Jim
- ポール・ライザー
・ニコル Nicole
- メリッサ・ブノワ
・ライアン・コノリー Ryan
- オースティン・ストウェル
・カール・タナー Carl
- ネイト・ラング
・フランクおじさん Uncle Frank
- クリス・マルケイ
・Mr.クラマー Mr. Kramer
- デイモン・ガプトン
・エマおばさん Aunt Emma
- スアンヌ・スポーク
・寮の隣人
- マックス・カッシュ
・ダスティン
- チャーリー・イアン
・トラヴィス Travis
- ジェイソン・ブレア
・グレッグ
- コフィ・シリボー
・ソフィー
- カヴィタ・パティル