ナツミオ

シカゴのナツミオのレビュー・感想・評価

シカゴ(2002年製作の映画)
4.0
WOWOW on demand鑑賞

 ”クライム系ミュージカル“♪♪♪

実話を基に2人の悪女によるスキャンダラスなシンデレラ・ストーリーを描いたミュージカル作品。

初鑑賞。
こんなダーク系ミュージカルも面白い〜♪

第75回アカデミー賞で作品賞をはじめ計6部門で受賞。故ボブ・フォッシーが生んだヒットミュージカル舞台劇を、ハリウッドの人気スター陣の競演で豪華絢爛に映画化。

主演のロキシー・ハート役にレニー・ゼルウィガー。『ブリジット・ジョーンズの日記』の頃に比べて細くなり歌とダンスのキレも凄い‼️
モンローっぽい雰囲気で色気を振りまく。
そして、キャサリン・ゼタ=ジョーンズがロキシーのライバル、ヴェルマ・ケリーを演じて本作でアカデミー賞助演女優賞に輝いた。歌も踊りも素晴らしい♪♪♪
そして、2人を弁護する悪徳弁護士ビリー・フリンにリチャード・ギア。
こちらも歌とダンスのうまさにビックリ‼️




以下、ネタバレ含む


・1920年代のシカゴが舞台。
当時のファッション、車、街並み、ナイトクラブの喧騒などノスタルジー感も満載♪♪
そして、刑務所内でも”お金は天下の回りもの“
インパクトある女性看守“ママ”も大っぴらに金銭を要求。
マスコミを使った世論操作で陪審員も味方につければ殺人犯でも無罪放免⁇

・当時、殺人罪で収監された女性たちは、マスコミの格好のゴシップネタだった。
作品内でも描かれていたが当時の絞首刑は公開されていたのも驚き⁈

お気に入りシーン
・殺人罪で女性刑務所の殺人受刑者棟に収監されたロキシー(レニー・ゼルウィガー)が憧れのはヴェルマ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)からこの棟の他の女性受刑者がどうして収監されたのかを知るシーン。
それぞれの受刑者たちの過去。

 “Cell Block Tango”

・悪徳弁護士、ビリー・フリン(リチャード・ギア)の腹話術でロキシーがマリオネットになって踊るシーンも楽しい♪♪

・ミュージカル・シーンのそれぞれのインパクト大♪♪
他にも有名な、”All That Jazz“などヒットナンバーも楽しい。

・ブロードウェイの大ヒットミュージカルで数年前に、米倉涼子が主演のロキシー役で3度目のブロードウェイの舞台に立つというニュースもありましたネ♪♪

元はブロードウェイ・ミュージカル。
原作のボブ・フォッシーといえば…
こちらも名作、ライザ・ミネリの『キャバレー』(1972)の監督ですネ♪♪♪
10代の頃に観て以来なので久し振りに観たくなってきた。
(が、原作アマプラ、ネトフリ、WOWOWでは配信が無い…BSシネマで放映しないかな⁇)

また近々、観てしまいそう⁈
早くもスルメ作品の予感♪♪♪


2024/5/4
2回目鑑賞
やっぱり歌とダンス、2人の悪女の成り上がりストーリーが楽しい🎵

サントラ曲詳細追記



受賞歴
・第75回(2002)アカデミー賞6部門受賞
(作品・助演女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズ・美術ジョン・マイヤー、ゴードン・シム ・編集マーティン・ウォルシュ・衣装デザインコリーン・アトウッド・音響賞)

・第60回ゴールデングローブ賞
7部門ノミネート(助演男優・助演女優・監督・脚本賞)
3部門受賞(作品コメディ/ミュージカル部門・主演男優コメディ/ミュージカル部門・主演女優コメディ/ミュージカル部門)
他多数の映画賞受賞

原題 『Chicago』

2002年米作品114分
監督 ロブ・マーシャル
原作 ボブ・フォッシー フレッド・エッブ 
原作戯曲 モーリン・ダラス・ワトキンス
脚本 ビル・コンドン
撮影 ディオン・ビーブ
音楽 ジョン・カンダー
音楽 ダニー・エルフマン
出演 ・役名/……役者名
・ロキシー・ハート
   …… レニー・ゼルウィガー

・ヴェルマ・ケリー
   …… キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

・ビリー・フリン
   …… リチャード・ギア

・ママ・モートン
   …… クイーン・ラティファ

・エイモス・ハート
   …… ジョン・C・ライリー

・バンド・リーダー
   …… テイ・ディグス

・キティー
   …… ルーシー・リュー

(WOWOW番組内容より)
1920年代のシカゴ。スターを夢見る女性ロキシー(ゼルウィガー)は、ショーに売り込んでやるという甘言につられ、夫に隠れて浮気を働くが、自分が騙されていると知って思わず相手を殺し、逮捕される。刑務所には、ロキシーの憧れの的ヴェルマ(ゼタ=ジョーンズ)も、やはり殺人容疑で留置されていた。ヴェルマは敏腕弁護士のビリー(ギア)を雇うと、事件をスキャンダルに仕立ててさらに自分を売り出そうと画策。それを見て、ロキシーも二匹目のどじょうを狙うのだが……。

(WOWOW解説より)
ボブ・フォッシー(「オール・ザット・ジャズ」など)が生み出した同名人気ブロードウェイミュージカルが、ハリウッドのトップスターたちの豪華競演で、ついに映画化を実現。
第75回アカデミー賞では実に12部門で計13のノミネーションを獲得し、ミュージカル映画としては34年ぶりの快挙となる作品賞に輝いたのをはじめ、計6部門で受賞。同賞で助演女優賞に輝いたキャサリン・ゼタ=ジョーンズはもちろん、本格的な歌と踊りに体当たりで挑戦したレニー・ゼルウィガー、リチャード・ギアらのダイナミックな熱演も見もの。

1920年代のシカゴを舞台に、スターを夢見ながらも、事件を起こし刑務所に収容され、争いに巻き込まれる主人公の波乱と、スターダムへと上り詰める様子を描くミュージカル。
ブロードウェイの伝説的振付師・演出家、ボブ・フォッシーによるトニー賞受賞作『シカゴ』を映像化した作品。
監督・振付はこれが映画デビューとなるロブ・マーシャル。

近年のアメリカ映画において、ミュージカル映画はヒット作に恵まれない状況が続いていたが、そのジンクスを覆した作品とも評価されているそう。(Wikipediaより)

AFIミュージカル映画ベスト100(2006)第12位に選出。



【忘備録】ネタバレなし
(キャスト)
・ロキシー・ハート Roxie Hart
- (演)レネー・ゼルウィガー

・ヴェルマ・ケリー Velma Kelly
- (演)キャサリン・ゼタ=ジョーンズ

・ビリー・フリン Billy Flynn
- (演)リチャード・ギア

・メイトロン・“ママ”・モートン
Mama Morton
- (演)クイーン・ラティファ

・エイモス・ハート Amos Hart
- (演)ジョン・C・ライリー

・バンドリーダー Bandleader
- (演)テイ・ディグス

・キティー・バクスター Kitty Baxter
- (演)ルーシー・リュー

・メアリー・サンシャイン 
Mary Sunshine
- (演)クリスティーン・バランスキー

・マーティン・ハリソン 
Martin Harrison
- (演)コルム・フィオール

・フレッド・ケイスリー Fred Casely
- (演)ドミニク・ウェスト

・ハニャク Hunyak
- (演)エカテリーナ・シェチェルカノワ

・ジューン June
- (演)デイドレ・グッドウィン

・アニー Annie
- (演)デニーズ・フェイ

・リズ Liz
- (演)スーザン・マイズナー

・ニッキー
- (演)チタ・リヴェラ

・陪審長
- (演)ロッド・キャンベル

・Mona
- (演)マイア・ハリソン


【主な賞歴】
・第75回アカデミー賞
受賞:作品賞、助演女優賞、美術賞、衣装デザイン賞、音響賞、編集賞
ノミネート:主演女優賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、歌曲賞

・第60回ゴールデングローブ賞
受賞:作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)、主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)
ノミネート:助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞

・第56回英国アカデミー賞
受賞:助演女優賞
ノミネート:作品賞、主演女優賞、監督賞、作曲賞、撮影賞、プロダクションデザイン賞、衣装デザイン賞、編集賞

・第8回放送映画批評家協会賞
受賞:作品賞、助演女優賞、アンサンブル演技賞

・第12回MTVムービー・アワード
ノミネート:助演女優賞

・第27回日本アカデミー賞
優秀外国語映画賞

・第77回キネマ旬報ベストテン
外国語映画部門第8位


【サウンドトラック】
1. ”Overture / and All That Jazz“
 ロキシーは地元で人気のケリー姉妹の一人であるヴェルマが舞台に立つナイトクラブを訪れるシーン。


キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
レニー・ゼルウィガー
テイ・ディグス

作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


2. “Funny Honey”
 ケイスリーの嘘に激怒したロキシーは彼を射殺。夫のエイモスに正当防衛の嘘で身代わりの自白をさせ、彼女は彼に捧げる歌を心の中で歌う。


レニー・ゼルウィガー
ジョン・C・ライリー
コルム・フィオール
テイ・ディグス
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


3. ”When You're Good to Mama“
 ロキシーが刑務所に到着、贈収賄を行なう女看守マトロン"ママ"モートンが牛耳る殺人棟に収監される。


Queen Latifah
テイ・ディグス
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


4. “Cell Block Tango”
 ロキシーはヴェルマに会い、この棟の他の女性受刑者がどうして収監されたのかを知る。


キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スーザン・ミスナー
Deidre Goodwin
Denise Faye
Ekaterina Chtchelkanova
Mya Harrison
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


5. ”All I Care About“
 モートン“ママ”のアドバイスにより、ロキシーはヴェルマの敏腕弁護士ビリー・フリンに弁護を頼む。


リチャード・ギア
テイ・ディグス
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


6. “We Both Reached for the Gun”
 ビリーの策略でメディアを信じさせ悲劇のヒロインとなったロキシーは民衆の人気を得る。


リチャード・ギア
レニー・ゼルウィガー
クリスティーン・バランスキー
Cleve Asbury
Shaun Amyot
Rick Negron
Shaun Amyot
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


7. ”Roxie“
 一夜にしてスターとなったロキシーは民衆の人気者となる。

歌 レニー・ゼルウィガー
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


8. “I Can't Do It Alone”
 ヴェルマはロキシーに、妹の代わりにデュエットを組もうと説得を試みるがロキシーは断る。


キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


9. ”Mister Cellophane“
 存在感の無いロキシーの夫エイモスが寂しく歌う。

歌 ジョン・C・ライリー
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


10. “Razzle Dazzle”
 ロキシーの裁判で新聞記者メアリー・サンシャインの記事でビリーはメディアも巻き込むことに成功。

歌 リチャード・ギア
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


11. ”Class“
 映画未使用曲。


キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
Queen Latifah
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


12. “Nowadays”
 無罪放免となったロキシーだが、ヴォードヴィル女優として、泣かず飛ばす。


レニー・ゼルウィガー
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


13. ”Nowadays/Hot Honey Rag“
 ロキシーとヴェルマのコンビでの新しいステージは大ヒットし成功を掴む。


レニー・ゼルウィガー
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


14. “I Move On”


キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
レニー・ゼルウィガー
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander
編曲
Doug Besterman
ポール・ボガエフ


15. ”アフター・ミッドナイト“
作 Danny Elfman


16. “ロキシーズ・スイート”
作 Danny Elfman


17. ”セル・ブロック・タンゴ (ヒー・ハッド・イット・カミン) “(Not In Film) (Bonus Tracks)


Queen Latifah & Lil' Kim feat.Macy Gray
作詞 Fred Ebb
作曲 John Kander


18. “ラヴ・イズ・ア・クライム ”(Not In Film) (Bonus Tracks)

歌 Anastacia

Damon Sharpe
Greg Lawson
Denise Rich
Ric Wake
編曲
Ric Wake
Richie Jones
ナツミオ

ナツミオ