ぼみ

実験4号 It’s a small worldのぼみのレビュー・感想・評価

実験4号 It’s a small world(2008年製作の映画)
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Theピーズ「実験4号」をモチーフにした映画と小説のコラボ。自分は映画を先に鑑賞。どちらが先でも問題ないけど、映画は説明的な描写が少ないぶん、情報量が少なくて余韻が味わえる。あらすじや背景を知ったうえで見たければ小説を先に読むのがおすすめです。そのほうが物語に入り込みやすいと思う。どちらが先にせよ、「実験4号」の歌詞はあらかじめ読んでおいたほうが楽しめる。
映画を先に見てよかったと思ったのは、先に述べた余韻もそうだし、ちょっとしたセリフや小物で設定・状況を把握させるという映像ならではの魅力を感じられたこと。子供たちの名前がTheピーズのメンバー名になっていたり、曲×映画×小説がリンクも巧み。予行練習→前夜→当日とアビコくんの答辞が変化するさまが鮮やかでグッときた。また、映画と小説には共通する着地点があり、小説を読み終えてその仕掛けに気付き、感激した。
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