ぶみ

デッド/エンドのぶみのレビュー・感想・評価

デッド/エンド(2013年製作の映画)
3.0
ケヴィン・ゴーツ、マイケル・ゴーツ監督、ジョシュ・デュアメル、ダン・フォグラー共演によるスリラー。
砂漠でクルマが故障し、途方に暮れる男性二人組の姿を描く。
「『激突!』『ヒッチャー』『ブレーキダウン』に続く戦慄のロードスリラー!」のキャッチコピーを目にし、『激突!』と『ブレーキ・ダウン』がベストムービーの私としては、すぐに飛びついた次第。
ただ、『激突!』のようなスピード感や恐怖があるわけでもなく、『ブレーキ・ダウン』のようなサスペンスやカーアクションがあるわけでもない。
似ているのは冒頭にあるクルマが故障するシーンが、『ブレーキ・ダウン』のそれを彷彿とさせるくらい。
とは言え、そこからの展開は主人公二人の会話劇を中心に、夢見る少年のような二人の対照的な生き様を見せられ、これはこれで中々面白い。
邦題がチープ感を醸し出しているが、原題も直訳すると『観光ルート』となり、こちらも今ひとつピンとこないのは残念なところ。
全体的に何かが足りず、ラストもわかりにくいのに加え、『激突!』のような展開を想像すると肩透かしを食らうこととなるが、設定は悪くなく、もうひと頑張りで良作になれたと思う一作。

グランドキャニオンを思い出せ。
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