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『チェド』に投稿された感想・評価

[セネガル、宗教三つ巴抗争と囚われの姫] 50点

センベーヌ・ウスマン長編五作目。キャリア初の時代劇。舞台は18世紀くらいだが明言はされず、センベーヌとしては現代まで続く、そしてアフリカ全土で行われている事象として一般化しようとしている。舞台となる王国では三つの勢力がしのぎを削っている。一つ目は伝統を重んじる王国派、二つ目は新興勢力として実験を握ろうとするイスラム教派、三つ目は二人の白人が代表するキリスト教派である。白人たちは権力よりも奴隷や武器を含めた交易に興味があるので、実質的にはニ勢力だが。イスラム教徒を率いる導師によって、国民の改宗が次々と進み、国王の権威は失墜していた。そんなとき、チェド=非改宗者の村人三人が姫を誘拐する事件が発生し、ぶつかり合いが激化していく。冒頭30分くらいは国王を前に、裁判のように各々が信条をぶつけ合う。センベーヌ作品は服装で立場を分かりやすくするという視覚的な語りが物語を先導していたが、本作品では王太子/勇者/王の甥(姫の元婚約者)がみんな同じようなカラフルな格好をしているので、話がよく掴めない(本質的には彼らを分ける必要はないのかもしれんが…)。その三人組が荒野のど真ん中にある姫のハンモック兼監禁場所にやってくる場面の睨み合いは面白かったけども。過去四作品が絶望的な物語だったことを考えると、本作品はまだ希望的だが、如何せん単調なので退屈なのが惜しいところ。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

2.0
【セネガル政府「Dがひとつ多いから上映禁止ね」】
「死ぬまでに観たい映画1001本」アフリカ映画枠としてセンベーヌ・ウスマンの『チェド』が掲載されている。本作はセネガル映画し、もといセンベーヌ・ウスマン論を語る上で最重要作品となっている。汚職とセクハラにまみれた官僚が、女の呪いで不能となり地位が失墜していくブラックコメディ『XALA』で政府に目をつけられてしまったセンベーヌ・ウスマンは本作でセネガル政府からタイトルのスペルが間違っている。Dがひとつ多いという謎の理屈で上映禁止処分となった作品だ。意外と未観だったので挑戦してみました。

『黒人女...』、『MANDABI』、『エミタイ』と作品を重ねるごとにドンドンセネガルの部族間問題に近づいていった彼の集大成的な作品である。センベーヌ・ウスマンは識字率の低いセネガルにおいて、視覚メディアである映画の方が効果的であると、小説家から映画監督へキャリアを切り替えた。それ故に、この部族間闘争の話ではサイレント映画に近い技法が使われている。冒頭の、奴隷の行進や、男が呼び寄せると女が近づいていく描写はカットを繋ぐことでアクションが生まれる映画の特性を引き出している。静と動の間を使うことで、アフリカの生活を肖像画にしようと試みており、ひざまづく女からひょうたん型の水筒を奪う場面では、原始的服装である女と現代的な服装を着る男の高低差を強調することで搾取を捉えている。

劇中に白人を介在させることで、女<男<白人といった力関係を表しており、終盤銃を持った女が男を射殺することがトリガーとなる殺戮場面をマカロニウエスタン的アクションを用いることである種のエクスプロイテーション映画となっている。

しかしながら、『MANDABI』や『XALA』のユーモアを先に知ってしまっていると、本作はどうもスノッブな感じがして好きになれない。敢えて非セネガルの音楽を強調表現として使ったり、サイレント映画的場面と政治論争の場面が一貫性なく行き来するところなんかを観ると、どうも欧州の意識高い系を満足させるだけの映画に見えてしまう。こうしたどこか鼻につく感じは、『母たちの村』でようやく解消されたと思う。少なくてもこの時点では、セネガルでは宗教やらで軋轢が生まれているんだぜとドヤ顔しているような厭らしさを感じてしまった。

『チェド』に似ている作品

マタインディオス、聖なる村

上映日:

2022年06月18日

製作国:

上映時間:

77分

ジャンル:

3.2

あらすじ

ペルー・山岳部。4人の村人が、村の信仰を司かさどる守護聖人を称える祭礼を計画する。聖人を喜ばせることで、長年の喪を終わらせてくれると信じていた。しかし、予期せぬ出来事により、自身の信仰と、…

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