冒頭、名曲American girlからスタート。
メリル・ストリープ、歌うまっ!
えっ、隣にいるイケオジ、
リック・スプリングフィールド本人なの?
演技うま〜い。
『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督、こんな音楽映画も撮るんですね。
という驚きのつかみから始まる映画です。
ロックシンガーとなる夢を追って家族を捨てたリッキー(メリル・ストリープ)は、場末のライブハウスで演奏する日々を送っていた。
ある日、別れた夫から「娘が夫に捨てられ不安定になっている、支えてほしい」と連絡が入る。
20年ぶりに家族のもとに戻ったリッキーだが、子どもたちとはギクシャクする。
元夫の再婚相手とも、ケンカ別れしてしまう。
クライマックスは、息子の結婚式。
お情けで招待された彼女は、家族席には座られてもらえない。
子ども達には何も与えられない彼女だが、スピーチ代わりに、リッキー&ザ・フラッシュのメンバーとともに人生を賭けたロックナンバーを魂こめて歌う。
彼女の歌で、わだかまりも葛藤も、つかの間、音楽がすっとばしてくれる、という映画でした。