yusukepacino

アリバイのyusukepacinoのレビュー・感想・評価

アリバイ(1929年製作の映画)
3.4
DVDを購入しそびれていてたまたまyoutubeで発見して視聴。第2回アカデミー賞作品賞や主演男優賞など3部門にノミネートされた作品。5分間に起こった強盗犯による警察官の殺しのアリバイを解く。その時、妻と共に劇場にいたギャングリーダーのチックが僅かの時間その場を抜け出していて現場の目撃者となる。その後、一悶着あるのだがこの映画のハイライトは何と言ってもチックが妻に警察官殺しを打ち明けてからだろう。なかなかドラマティックだった。追い詰められ(それまでクールだった主演男優賞にノミネートされたチェスター・モリスが迫真の演技を見せる)、逃げようと一瞬の隙を狙って電気を消し建物から建物へ飛び移ろうとするのだが...。ショッキングなラストが待っていた。約90年前の作品と古く、仕方がないことかもしれないがところどころ役者の声が小さかったりして台詞が聞こえなかったり聞き取りづらかったのが残念ではあった。ただ、意外にも音楽が良かった印象。
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