ゼロ

はじまりのうたのゼロのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
3.6
ニューヨークの空の下、歌と出会って、明日が見えた。

明るい気分になれる映画。全編に音楽が流れ、マルーン5のアダム・レヴィーン氏も登場しています。劇中で歌いますが、心に響きます。

あらすじとしては、浮気されたシンガーソングライターのグレタと家庭も仕事もうまくいかない音楽プロデューサー・ダン。二人がたまたまライブバーで出会い、アルバムを制作していく物語。

スタジオで録音をせず、ニューヨークの街並みを活かして録音している風景は、いい大人なんですが、青春している感じがしている。ただ音楽をみんなで楽しそうに演奏している姿が良く、日常を忘れさせてくれる。

グレタとダンが恋愛関係にならなかったのも良かった。あくまで仕事のパートナーとして、一緒にいる感じが良い。二人は、アルバムを制作を通じて、家庭のことや、恋人のこと向き合う。エンディングが、安易なハッピーエンドではなかったけれど、二人らしい前向きな終わり方を迎えたと思います。

また作中でダンがグレタと音楽を聴きながら「実感してるのは、歳を追うごとに真珠を見つけるのが難しくなっていくんだ。」という言葉がある。きらきらしたものが見つけにくくなるというのは、誰しもが共感できること。

どんなことがあっても、今日もいい日だ!と思える前向きな作品でした。
ゼロ

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