いち麦

フットノートのいち麦のレビュー・感想・評価

フットノート(2011年製作の映画)
4.0
《三大映画祭週間》 研究分野も被る同じ大学教授でライバル同士の父と息子。研究職そのものやアカデミズム全体への皮肉たっぷりに展開する実に人間臭い悲喜劇。漂うイスラエル流スノッブさが何となく鼻についたがこれも狙い通りなのかも知れない。
正直言って冗長過ぎる叙述パートや独特の強弱感覚を持つ劇伴にはちょっぴり馴染みにくかった。見る者を困惑の彼方へと吹き飛ばすペーソスたっぷりの結末は好みが分かれるところ…自分はユニークでとても面白いと感じた。
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