れれれざうるす

グリーン・インフェルノのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
3.6
単純に面白い!去年映画館で妹と観賞したのだが、館内には5人ほどしかおらず心置きなく手を叩いて笑うことが出来た。序盤の飛行機事故がファイナルデッドシリーズの事故並の惨劇でなかなかの恐怖を味わえる。そして墜落した場所で待ち構えていたのは身体中を赤く塗った食人族!ご馳走(人間)に歓喜する大勢の食人族!

本作はホラーコメディとして売り出してるけど食人族とコメディの噛み合わせは抜群。イーライ・ロスといえばやはり「ホステル1,2」が有名。監督作品はそれしか観てないが、コメディ面よりゴア描写に定評がある。なのにどちらかというと本作はゴアより笑いに長けてた様な印象。
得体の知れない生活をしてる同じ人間の気味の悪さったら。割礼の習慣が今も残る国はあるけど、人間食べるとこってあるのかな…。あるといいな…。夢があるな…。
モリモリにウンコするシーンであいつら笑ってたけど、お前らだって絶対野グソしてるだろうがよ。ドラッグ混ぜるとこは爆笑した。効くのかよ。

人間を完全に食物として捉えてるけど、よく考えると主人公達がもし牛なら何も不思議なことではないことがもはや不思議だよね。いや待てよ?牛が牛食べるのは可笑しいからそういうことか。ウンコしたりマスかいたり普段人前で出来ないことを極限状態になると出来るということは、案外動物園の動物って極限状態で我を失ってたり…?(どうでもいい)

生で食すとカニバリズム感が出るけどこだわりの味付けをオカンみたいな風貌の人がすると何故か美味しそうな“食事”になっちゃうんだよねぇ。あいつらも生活かかってるからね。まず“人間だから食べられない”って概念が間違ってる。(?)
ホラー映画では処女が生き残ったり有利なことが多いけど、あんな死にたいとしか思えない謎の白塗り民族衣装にさせられるなら非処女でいいです。
イーライ・ロスが描く食人族のわりには全体的なゴア描写がぬるかったり、蟻のアレは弱い気がするけど中だるみもなくラストまで楽しませてもらった。帰りにハンバーガー屋で食人族ごっこしたぐらいには食人ゴコロがくすぐられます。