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クロエの祈りのmhのレビュー・感想・評価

クロエの祈り(2012年製作の映画)
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パレスチナ人とユダヤ人の間に挟まれて、どちらにも加担できない苦しい立場にいるカナダ国籍のボランティア医療スタッフが主人公。
極悪でおなじみイスラエル軍だったり、分離壁だったり、シャヒードだったり、説明があったほうがわかりやすいけど説明なし。エピソードを淡々と重ねていくスタイルなので、少しは事前に知識が必要かも。
映画的な省略がうまいいっぽうで、憂さ晴らしで遊んだら寝過ごして大変なことになるとか、牽強付会なプロットもいくつかあった。
分離壁近くで生活しているひとたちの何気ないシーンが挟まるのよかった。現代でも通じる時代設定になってるのもポイントのひとつかと思う。この映画と似たようなことが今現在も起きている。
面白かった。
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