毛皮のヴィーナスを配信している動画配信サービス

『毛皮のヴィーナス』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

毛皮のヴィーナス
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

毛皮のヴィーナスが配信されているサービス一覧

毛皮のヴィーナスが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

毛皮のヴィーナスの作品紹介

毛皮のヴィーナスのあらすじ

オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダと、自信家で傲慢な演出家のトマ。がさつで厚かましくて、知性の欠片もないワンダは、手段を選ばず強引にオーディションをしてほしいと懇願し、トマは渋々彼女の演技に付き合うことに。ところが、演技を始めたワンダは、役を深く理解し、セリフも完璧。彼女を見下していたトマを惹きつけ、次第に立場が逆転し、圧倒的な優位に立っていく。2人だけのオーディションは熱を帯び、次第にトマは役を超えて、ワンダに支配されることに心酔していく…。

毛皮のヴィーナスの監督

毛皮のヴィーナスの出演者

原題
LA VENUS A LA FOURRURE/VENUS IN FUR
製作年
2013年
製作国
フランスポーランド
上映時間
96分
ジャンル
ドラマコメディ

『毛皮のヴィーナス』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.9
 舞台に向けオーディションを開いていた演出家のトマ(マチュー・アマルリック)のもとに、女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)が遅刻してやってくる。トマは彼女の到着を待っていたはずもなく、その場を足早に立ち去ろうとするが、ワンダはなかなか聞き入れてくれない。渋々ワンダのオーディションを受け入れたトマだったが、やがて彼女の魅力に翻弄されていく。前作『おとなのけんか』同様、今作はマチュー・アマルリックとエマニュエル・セニエだけを起用したミニマムな作品である。どこか本当の演劇を観ているような錯覚に陥るのは、彼らの身体表現や台詞運びが実際の舞台で行われているからだろう。ただのオーディションにも関わらず、どういうわけか一語一句完璧に台本を覚えてきているワンダに対し、トマは畏敬の念を持って接している。トマ自身の迷いを見透かすかのごとく、臨機応変に振る舞うワンダの姿勢は並の女優の力量ではなくトマはあっという間に彼女に倒錯した世界の中に引きずり込まれていく。

 思えば『赤い航路』では地中海を航海する豪華客船の中でピーター・コヨーテがエマニュエル・セニエに、ヒュー・グラントを誘惑するようにけしかけた。今作のポランスキーはまるであの時のピーター・コヨーテのようにエマニュエル・セニエにマチュー・アマルリックを誘惑させる。題材的にはオーストリアの1800年代のSM物語を扱っているが、それ自体もポランスキーとセリエの間にある倒錯したSM的世界を補完するために用いられたようにしか思えない。最初はオーディションする側される側だった主従関係が実際に舞台で本読みをしている内にいつしか逆転してしまう。男性側は途中まで理性的に接しようと努力するが、やがて性愛の海に溺れていく。しかも今回は男性が生粋のイギリス人であるヒュー・グラントではなく、若い頃のロマン・ポランスキーの生き写しのようなマチュー・アマルリックだけに根が深い。冒頭の無人の移動ショットからも明らかなように、この映画はポランスキーの遊び心に満ち溢れている。彼の作品では決まって、雷や大雨や強風がもっともらしいサスペンスのための気象装置として存在するが、今作ではある雷雨の日に脚本家が見た一種の妄想的な閃きに過ぎない。クライマックスの「ちょっとだけよ、あんたも好きね」の裸踊りには脱力した。近年の作品ではあまり例がないレベルである。
kojikoji

kojikojiの感想・評価

3.6
その名が「マゾヒズム」の語源にもなったことで知られる小説家レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの自伝的小説「毛皮を着たヴィーナス」をもとにした戯曲をロマン・ポランスキー監督が映画化したものだ。

「官能・倒錯」を二人のセリフの掛け合いだけで描き切る。
ポランスキーの才能を見せつけるような映画だ。

今回は2人芝居。
演出家のトマは、オーディションに遅刻してきた無名の女優ワンダに押し切られ、渋々彼女の演技を見ることになる。
「がさつ」で「厚かましく」、知性の欠片も感じさせないワンダだったが、オーディションを始めると、役への理解もセリフも完璧だった。
最初はワンダを見下していたトマも次第にひきつけられ、やがて2人の立場は逆転する。
トマはワンダに支配されることに酔いしれていく。
ワンダ役はポランスキー監督の妻のエマニュエル・セニエ。
トマ役はマチュー・アマルリックが演じる。
二人の演技派の掛け合いに痺れる。

トマ役のマチュー・アマリックは毎度お馴染みの個性派俳優。結構、彼の出演映画は観ている気がするが、印象的なのは007「慰めの報酬」におけるボンド敵グリーン役だ。

エマニュエル・セリエはおそらく初めて観る女優さんだが、その演技力には驚く。思う存分その才能を見せつける。
特にあばずれ女が、一瞬にして女優に変身するシーンは見事だ。ポランスキーの演出と彼女の演技力の高さがなせる技だ。

この映画は二人芝居で、しかもワンシチュエーション映画だけに、抑揚はつけにくい。そのため音楽は極めて重要だが、この音楽は充分その役割を果たしている。

No.1525 2023-555
2013年 フランス🇫🇷/ポーランド🇵🇱映画
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:デイヴィッド・アイヴス
ロマン・ポランスキー
原作:デイヴィッド・アイヴス
(原作戯曲)
音楽:アレクサンドル・デスプラ
⚪概要とあらすじ
マゾヒズムという言葉を生んだ、レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの小説「毛皮を着たヴィーナス」にインスパイアされた戯曲を実写化したサスペンス。

高慢で自信に満ちあふれている演出家トマ(マチュー・アマルリック)は、あるオーディションで無名の女優ワンダ(エマニュエル・セニエ)と出会う。品位を全く感じさせない彼女の言動や容姿に辟易(へきえき)するトマだったが、その印象とは裏腹に役を深く理解した上にセリフも全て頭にたたき込んでいることに感嘆する。ワンダを低く見ていたものの、オーディションを続けるうちに彼女の魅力に溺れていくトマ。やがて、その関係は逆転。トマはワンダに支配されていくことに、これまで感じたことのない異様な陶酔を覚えてしまう...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“その喜びを、あなたはまだ知らない”

「くそアマ!」

⚪感想
サスペンス作品。

評価が高いのは分かるけど私には合わなかった。

ワンシチュエーション的な作品は自分に合わないと観るのがかなり苦痛。『オン・ザ・ハイウェイ』を思い出した。
雰囲気としては『スルース』の方が近い。ワンシチュエーションだし、会話劇だし、登場人物ほぼ2人だし。

オーディションでのセリフでの会話とトマとワンダとの会話がごっちゃになって何がなんだが分からなくなる。
舞台の世界と現実のオーディションの世界の内容が合わさるよう作られているから複雑。
恐らくそれが見所だし才能の賜物なんだけど単調で飽きてしまう。

案外ロマン・ポランスキーの作品は初めてかも。他もこういう作風なのかな?

ヘンタイチックだけど独特すぎない個性。

映画に合った音楽が素敵。

ワンダ役のエマニュエル・セニエはロマン・ポランスキーの奥さんだとか。子供も2人。
最初はノオミ・ラパスに見えた。

トマ役のマチュー・アマルリック。髪型もあってちょっと気持ち悪いよりの雰囲気があるけど普段はめちゃくちゃイケメンでびっくり。ほんのりスティーヴ・ブシェミ。

「小ロシアのツルゲーネフ」と呼ばれマゾヒズムの語源ともなったマゾッホ。
『毛皮のヴィーナス』では肉体的な苦痛によって快楽を得る主人公が。



⚪以下ネタバレ



最初のワンダに全く期待していなかったトマがいざワンダの演技を見たら虜になってしまうのが良かった。

「彼がくれたコーヒーを一口飲み美味しいと感じる」=「彼を一目見て好きになった」みたいな演出の面白さ。

⚪鑑賞
⚫GYAO!で鑑賞(字幕)。

『毛皮のヴィーナス』に似ている作品

赤い航路

製作国:

上映時間:

138分
3.5

あらすじ

倦怠期を迎えていたイギリス人夫婦のナイジェルとフィオナは、2人の愛を確認するため豪華客船のクルーズ旅行へ出かける。その船上、体が不自由なアメリカ人作家・オスカーと出会ったナイジェルは、彼が…

>>続きを読む

危険なプロット

上映日:

2013年10月19日

製作国:

上映時間:

105分
3.8

あらすじ

フランスで大ヒットを記録したフランソワ・オゾン監督のサスペンス・ドラマ。国語教師であるジェルマンは、人間観察の才があるクロードの作文に魅了され、彼に小説の書き方を教えるが、次第にエスカレー…

>>続きを読む

バルバラ ~セーヌの黒いバラ~

上映日:

2018年11月16日

製作国:

上映時間:

98分
3.3

あらすじ

フランスの国民的歌手バルバラに扮した映画の撮影を控えている女優ブリジット。彼女はバルバラになり切るため、自身の性格・歌声・ジェスチャー等すべてをバルバラに模し、自分の中に取り込もうとする。…

>>続きを読む

告白小説、その結末

上映日:

2018年06月23日

製作国:

上映時間:

100分
3.3

あらすじ

心を病んで自殺した母親との生活を綴った私小説がベストセラーとなった後、スランプに陥っているデルフィーヌの前に、ある日、熱狂的なファンだと称する聡明で美しい女性エルが現れる。差出人不明の脅迫…

>>続きを読む

メソッド

製作国:

上映時間:

82分

ジャンル:

配給:

  • ハーク
3.4

あらすじ

舞台で同性愛者の役を演じることになったジェハとヨンウ。やる気がないヨンウに、先輩俳優のジェハはいら立っていた。台本読みの場で怒りが限界に達したジェハは、突如ヨンウに詰め寄り、渾身の演技をす…

>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ

上映日:

2017年01月28日

製作国:

上映時間:

78分

ジャンル:

3.0

あらすじ

小説家として時代の寵児となった女・京子。極彩色の部屋に籠もり、マネージャー典子が伝えるスケジュールを分刻みでこなす毎日。私は京子なのか?京子を演じているのか?虚構と現実の狭間で、京子の過去…

>>続きを読む