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謀議/コンスピラシー アウシュビッツの黒幕のRIOのレビュー・感想・評価

3.6
1942年1月20日にベルリン郊外のヴァンゼー湖畔で開かれた「ヴァンゼー会議」

話し合いかと思いきや
あらかじめ決まっていて召集された高官たちに異論を挟む余地はない
会議が進むほどさらに上層部の並々ならぬ決意と圧力が明らかになる

ヨーロッパにいるユダヤ人を銃殺するより明らかに合理的な方法として強制収容所での毒ガスによる大量虐殺の計画を淡々とアイヒマンが説明する
アイヒマンの報告には既に実験的に行われ統計されていた

会議で意見を完全一致させるために効果的な人物に近寄っては不満因子を取り除いていくハイドリッヒ

ユダヤ人虐殺というより殺戮であることに躊躇しているものの最終的に抹殺することには誰でもが賛成している
約一時間半で合意した会議

アイヒマンは裁判でヴァンゼー会議は「快いささやかな社交的集まり」のような雰囲気であったと言っていた

会議がドイツ語でなく英語なのにあまり気にならなかったです
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