イチロヲ

恐竜100万年のイチロヲのレビュー・感想・評価

恐竜100万年(1966年製作の映画)
3.5
食糧難のため部族を追放された狼藉者が、高度な文化を築いている別の部族に庇護されながら、自分の進むべき道を模索していく。1940年度「紀元前百万年」をハマー・フィルムがリメイクしている、アドベンチャー・ドラマ。

喧嘩に明け暮れていた主人公が、活気に満ちた別部族との交流を通して、ナンタラカンタラという物語。人語がない時代なので、台詞はウホウホ系。そして、レイ・ハリーハウゼンのストップモーションが芸術の領域。

主人公を救済する部族側に居るのが、伝説のグラマー女優ラクエル・ウェルチ。女優陣の中でも、なぜか一人だけ露出度の高い格好をしており、(整形云々はさて置き)女体特有の曲線美を拝み倒すことができる。

口を開けたときに歯の詰めものが見えたり、衣装の下に現代のサポーター(襦袢?)が見えたりするけれど、それもまた一興。手作り感溢れる特撮映像に魅力が集中しており、「手の込んだ撮影してるなぁー!」と素直に感動することができる。
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