77点（100点満点中）
〈脚本〉37/45点
序盤のギャグが悉く面白くて良かった。全体的に、子供より寧ろ大人が笑えるギャグ多めだった気がする。中盤以降はちょいちょい滑ってる部分もあり、五木ロボは全然刺さらなかったが、全体としてはちゃんと笑えた。
本作は「日本の父親の家庭内地位」と、「記憶はそのままに体がロボットになったら、同一人物と言えるのか」というテセウスの船的な倫理命題がテーマになっている。前者でカモフラージュされているが、本作が本当に描きたかったのは後者だろう。この答えのない命題に本作は“愛”をもってして答えている。自分はそれにまんまと感動したが、避け難い残酷な結末は無批判に捉えてはいけない気もする
〈演出・撮影〉18/25点
ロボとーちゃんの奇天烈な動きや機能が面白かった。終盤の巨大お尻ロボの自然な登場の仕方は見事。アニメーションも良く動いていたが、せっかくの劇場版なんだからもっと凄いシーンを入れてくれてもよかったかな
〈音楽〉7/10 点
〈演技・キャスティング〉7/10 点
〈印象〉8/10
深いテーマを扱いながら、特有のギャグによって観やすく、最後にはしっかり感動できて良かった
