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ほとりの朔子のmylifeのレビュー・感想・評価

ほとりの朔子(2013年製作の映画)
3.5
深田晃司監督の過去作を観ようと思い「ほとりの朔子」を初鑑賞してみた。特に内容は知らないが映像の古さが、やや気にはなるかな。

古舘寛治が出ている。比較的、最近観る邦画にやたらと出ている気がする。深田監督の初期の頃の作品にも割りと出演している印象が強い。

主演は二階堂ふみ。鶴田真由との共演。仲野太賀が出演しているのが個人的にはポイント高し。

物語的には、祖母の海希江と約2週間を過ごした内容を綴っている。舞台の避暑地は何処なのかな。海の見える場所で、さほど都会ではないイメージが膨らんでいく。

ふふん、割りとスローなテンポ。特に大き流れは来ない。淡々とリアルに進んでいくスタイルに次第に感じる違和感。

深田監督なので他の監督では描かないような深い心理描写があるのかと予想してみたが少し毛並みが違うようだ。

一番、違和感を感じたのは5人が集結したシーン。二階堂ふみだけが枠の外にいるみたいで。何でかな…みたいな展開の意図が気に掛かる。

日常を切り取ったようにも思えるが、鶴田真由のストーリーと、二階堂ふみ&太賀の物語を完全に分けているのが気にはなったかな。敢えての交えないテイストなのかは、よく分からないが、そんな不思議な感じがする作風でもあった。
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