素晴らしく上質。
無駄がない、筋書きからの結末。
全てに意味があり、美しさがある。
疑っていたハズの自分の観点は、人を信じない主人公の目線と同調し、いつしか感情移入している。
故に、一つ一つのヒントやアイテムを繋げて真実に辿り着きたかった、私の気持ちはクルッと丸められて話の中心へ。
つまりは物語に夢中に。
気付いた時にはタネ明かしの時間。やられた。
見える物を、自分の目で見て信じていたのに、人を愛して見えない物を信じてしまった。
いや、信じる事が出来たのに、現実は残酷だ。
それでも、待ってしまう彼。そんな彼に嘘が変えてしまった。
そして冒頭から音楽も素晴らしい。 最初の間違った誕生日のお祝いのレストランのシーンの音楽が特に良かった。
下半期1位かな。
