EDDIE

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのEDDIEのレビュー・感想・評価

4.5
破天荒ヒーローたちが宇宙をかき乱す!2度目の鑑賞でもギャグセンス高すぎて、わかってても笑ってしまう吉本新喜劇状態。

地球をメインの舞台とするアベンジャーズシリーズは、ソーの出現により宇宙にまで広がり、本作で遂に完全に宇宙が舞台に。
音楽もまたいいですよね。主人公スターロードことピーターの大切なアイテムであるカセットテープ。これは母親が地球人であることが大きな要因で思い出の品なわけですが、1960〜70年代の名曲がたびたび流れます。
ブルース・ウェードやマーヴィン・ゲイなど、時代が変わっても色褪せない名曲が多いです。もちろん世代ではありませんが、本当に心地良い音色、歌声で聴き入ってしまいます。

おっと、これは映画レビューでした。
さて、ピーターのほか、主要キャラそれぞれのクセが強い!
マーベルシリーズにおいて最強最悪のヴィランであるサノスを養父に持つ緑の美女ガモーラ。
本作のヴィランであるロナンに妻と娘を殺された復讐心に燃えるドラッグス。
遺伝子改造された悲しい過去を持つ喋るアライグマ、ロケット。
“I am Groot.”しか喋ることのできない樹木の怪物グルート。
もうみんなビジュアルから惹きつけられるんですが、これがうまい具合にボケとツッコミの漫才になってるんですよね。
利害関係が一致してることだけで行動をともにする5人なわけですが、まぁ色々とぶつかり合うんです。で、完全なるボケキャラのドラッグスとグルート(ときおりピーターも)が問題を引き起こすんです。で、みんなで尻拭いする(というか戦闘する)という。

とにかく軽快なリズムでテンポよく進む本編は観ていて飽きないですし、アベンジャーズと繋がってはいるものの、一つの独立した作品として完成しているのでシリーズ未鑑賞の方でも十分に楽しめる仕様に仕上がっています。
アクションシーンも全員が見せ場あり。その上、ピーターのある意味育ての親代わりみたいな存在であるヨンドゥも、武器である口笛で操る矢で大勢の敵を一網打尽する場面なんて爽快です。

個人的には可愛い風貌ながら口が悪く、でも悲しい過去を持つロケットや頭悪いけど情に熱い筋肉バカのドラッグスがお気に入りキャラです。グルートも本作では可愛いやつなんですが、最後には泣かせに来ますからね。

スターウォーズやスタートレックの要素を併せ持つ本作は、笑いあり、涙あり、そしてもっと笑わせてくれるSFアクションコメディといったところでしょうか。

アベンジャーズシリーズで一番好きなキャラはソーなんですが、シリーズとしてはGotGが一番好きですね。とにかく気楽になんとなくな気分で観られるのが大きいですね。

それにしても欲張って夜更かしして観てしまった…もう午前3:30ですよ。さて、寝よ。

あ、ジェームズ・ガン監督、GotG3作目の監督復帰決定おめでとうございます!楽しみ〜!
EDDIE

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