風来坊

スティーヴン・セガール 沈黙の鎮魂歌の風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
再鑑賞。

昔はロシアマフィアの大物だったルスラン。今は足を洗い犯罪小説家としてカリフォルニアで暮らしていた。元妻の願いで娘の結婚式に招待されるルスランだが、その矢先に元妻と娘が何者かの襲撃に遭い元妻は亡くなり娘は重体となってしまう…。怒りに震えるルスランは復讐を誓い犯人に迫るのだが…。アメリカとカナダ合作のアクション映画。

これはお手軽に楽しめるB級アクションで、セガールの後期の作品の中でも上位な面白さです。ストーリーは単純な復讐劇で薄っぺらいですが、構成とテンポが良くサクッと観れます。後期の作品に多い格闘アクションよりも銃撃戦の方が多いあるあるは本作でも健在。

今回の設定はセガールは小説家という設定ですが、似合わない事この上なくて笑ってしまいます。強引過ぎる話しの流れは…まあセガール映画だから(笑)
格闘シーンもチョビっとありますが確かに昔の切れは無く、吹き替えと手先のアクションでの誤魔化しが多い。

いつもの通りのセガール無双はきっちり堪能出来ます。
複雑な人間関係と昨日の敵は今日の友みたいなのが熱い。典型的なB級アクションですが、要所の見せ場がよく肩の力を抜いて楽しめる作品でした。
風来坊

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