平久保百年子

ラスト・デイズの平久保百年子のレビュー・感想・評価

ラスト・デイズ(2013年製作の映画)
3.2
建物の外に出ると死ぬ謎のフェーズに入ったこの広い世界の片隅で、離れ離れになった恋人のもとへ向かう男の物語です。
人々は屋内と地下に逃げ延びてサバイバル生活をしています。

不思議なんですよね、そんなに凄い見せ場があるわけでもないのに、ただひたすら男が人を探してウロウロして、勤務先のイヤな上司とバディを組むような格好で助けられたり助けたりして、さして面白いことないのにずっと見ていられたの、ホント不思議。

ラスト近くにはちゃんと感情移入しちゃってたし。なんていうのか、登場人物が喋り過ぎないのも良かった。

Winny 1時間、グランツーリスモ 45分、TAR 12分、とんかつDJアゲ太郎 23分、劇場版TOKYO MER 10分

見始めてからリモコンをオフにするまでの時間です。
ここ一週間の私はずっとこんな調子でした。

面白いはずなのに何故か見続けることが苦痛になる謎のウィルスに感染していたのだと思います。
そんな状態の最中、唯一落ち着いて最後まで見ることができた映画が、これです。

長く生きてると、そういう映画に出会うこともあるんだなと静かな驚きを得た一作。

2024年4月8日 Amazonプライムビデオで視聴