終盤の講義のシーンが本当に大学の講義を聞いているようで見応えがあった。
考えることを放棄することの恐ろしさ。
ハンナはきっとあの講義で一緒に考えて欲しかったのだろうけど、聴衆は彼女を批判することしか…
アーレントが『エルサレムのアイヒマン』を掲載した後で巻き込まれた騒動が中心に据えられており、周囲の反対に負けずに自分の信念を貫けるかというテーマは彼女や裁判をよく知らなくても楽しめる作りになっている…
>>続きを読む主人公の言ってることは頷けたりなるほどーと思う。けど彼女に好感持てるかというとそうではない。独善的だったり他者を見下してたりが垣間見えるとこはあんまり。決めつけた言い方とかちょっと気になった。
とい…
理解しようとすることと赦すことは違う、っていうのはすごくわかる。
ただ大多数の人間は書かれてる内容・発言の本質よりも、なんとなく雰囲気と印象で受け取りやすいし、その言葉を言葉のままにしか感じとれなか…
ハンナ・アーレントについては高校の時に倫理の授業で習ったな〜確かホロコーストについて研究してたっけ?ぐらいの印象で観た。
残虐な行為をしていた者が一体どんな極悪人かと思ったら実はただの普通の人だった…
内容云々ではなく、ハンナ・アーレントがめちゃめちゃかっこいい。
タバコ吸いながら、講義するシーンとか。
知り合いと、アーレントの思想とかは全然この映画からはわからないけど、とにかくアーレントかっこい…